2024/02/06
6日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比193円安の3万6160円だった。昨日の米国市場で主要3指数がそろって売られたことから売り先行のスタートに。前場中頃には利益確定売りがかさみ290円安(3万6065円)まで下げ幅を広げた。一方、3万6000円という心理的な節目がしっかり守られたことでその後はやや持ち直しへ。国内に目立った買い材料がなく上値は重かったが、3万6000円という目先の下値支持を確認できたことは評価できよう。昨日の米国市場は早期利下げ観測の後退からダウ平均は3日ぶりに反落した。FRB議長が、実体経済が強く利下げ時期に関しては見極めが必要との認識を示したため、市場の早期利下げ期待が後退してしまった。ダウ平均が過去最高値にあるため、日々利下げの是非に関する報道で上げ下げを繰り返すのは仕方のないところであろう。一方、ダウ平均の下げ幅は一時430ドルまで達したが、買い遅れた向きの押し目買いなどによってその後は下げ幅を縮める強さも見せている。
さて、東京市場は外部からの支援材料がなく3日ぶり反落という1日となった。日経平均は直近3日間はローソク足が陰線となっており、3万6000円台は保ちながらも、寄り付き以降は持続的な買いが入って来ない実需不足が伝わってくる。ファンダメンタルズ的に売る材料が見当たらないため押し目買いスタンスでいいだろうが、同水準で値固めする時間がもう少し必要なようだ。