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2023/02/20

 週明けの市場は日経平均が小反発。終値は前週末比18円高の2万7531円だった。序盤は前週末の米国市場でハイテク株が下げた流れから80円ほど下げていたが、日経平均の2万7500円割れでは小口ながらも押し目買いが優勢で、10時半頃には薄く広く買われプラス圏に戻す腰の強さを見せている。一方、先週末に1ドル=135円台まで達した円相場は下げ一服となり買い材料とならず。売り方、買い方ともに決め手を欠くなか動きの乏しい相場が今週も続きそうである。

 前週末の米国市場はディフェンシブ銘柄に買いが入りダウ平均は反発した。この週は消費者物価指数、卸売物価指数ともに市場の予想を超える上昇となってしまったことで早期利上げ停止観測が後退。長期金利が上昇したことで久々に食品、薬品、健康関連などディフェンシブ銘柄に資金がシフトした。反対に金利上昇に弱いハイテク株が売られてナスダック指数は反落。景気全般は底堅いだけに大崩れはなさそうだが全体として上値も追いにくい状況のようだ。

 さて、東京市場は日経平均が居心地がいいのか2万7500円辺りで動きが止まる膠着商状に陥っている。トピックスは小幅ながらもじわじわと下値を切り上げており終値で2000ポイントの大台を狙う動き。全体としては非常に緩やかながらも安定した上昇基調にはあるようだ。トピックスで見るかぎりはいずれ同指数の昨年来高値(2042)更新も視野に入るだろう。