トップページへ戻る

バックナンバー

2020/07/30

 30日の市場は日経平均が5日続落。終値は前日比57円安の2万2339円で、今月10日以来の安値となった。前日の米株高で朝方は100円ほど値上がりしたが、本日の東京都の新型コロナ新規感染者が過去最多を更新する見通しと伝わった後場からはマイナス圏へ転落。そのまま大引けまで軟調に推移してしまった。4−6月決算発表のピークを前に積極的に買う雰囲気も失せている。

 昨日の米国市場は金融緩和の長期化観測でダウ平均が反発した。FRBは29日のFOMCでゼロ金利政策と国債など資産購入の維持を決定。会合後の会見で「できる限りの手段で経済を支える」と強調したことが買い安心感につながった。中国でスマホの販売が大きく伸びているアップル株の上昇も指数を下支えしたようだ。新型コロナの感染拡大は続いているが、この日は政策が少し勝ったようである。

 さて、東京市場は国内の新型コロナ感染拡大という不安材料を抱えるなか、東京都の新規感染者数が過去最多を更新したことで再び弱含みとなってしまった。せっかくの米株高も生かせず日経平均は5連敗。企業の決算も事前予想より悪い方向へ傾いており、政府のコロナ対策も皆無とあって、現状は国内に買い材料が見当たらない状態だ。日経平均は25日移動平均線(2万2519円)を静かに割り込み緩やかに短期下降転換。新興市場もトレンドがピークアウトしてしまい、全体的に買い尽くした雰囲気が漂っている。