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2024/03/25

 週明けの市場は日経平均が5日ぶりに大幅反落。終値は前週末比474円安の4万414円だった。前週末の米株下落を受けて売りが先行。円相場の動きも財務省の要人の円安けん制発言で止まっておりこの日は買い材料不在となった。米ハイテク株が買われ日経平均の下値は一時期までサポートされたが、年度末接近の週とあって最終的には大きく売られてしまった。本日は最近の相場のリード役だったトピックスも反落しており、外国人の買いは目先一服しているようである。

 前週末の米国市場は短期的な過熱感が意識されてダウ平均は5日ぶりに反落した。ダウ平均は直前までの4日間で1000ドルあまり上昇していたこともあって、週末要因と合わせてこの日は利食い売りに押されてしまった。主力どころではナイキの決算が事前予想に届かなかったことで急落したことも多少は響いたようである。一方、AI関連の需要をはやした買いでエヌビディアなど半導体株はしっかりしており、ナスダック指数は5日続伸と強基調を保っている。

 さて、東京市場は先週に週間で2100円以上も上げた反動が勝ってしまい日経平均は先物から売られる展開に。円相場も日銀による円買い介入への警戒感でしばらく目立った動きは期待できない状態だ。一方、テクニカル的にはちょうど良い押し目を提供してくれている形でもあり、心理的な節目である4万円くらいまでの押しは最初の買い場として見ることができそうだ。