2023/09/20
２０日の市場は日経平均が続落。終値は前日比２１８円安の３万３０２３円だった。前日の米株安や原油高を受けて小口売りに押される展開。ＰＥＲで割安な主力株を買う動きが続き一時はプラス圏に顔を出す場面もあったが、米国の金融引き締めが長期化するとの懸念から中頃以降は再び売りに押されてしまった。相場が高値圏にあるだけにいったん手じまっておこうとの動きも出たようだ。本日は日経平均よりトピックスの方が下落率が大きく、珍しく後者の方が下げを主導した。昨日の米国市場は原油高が重荷となってダウ平均は反落した。この日の原油先物（ＷＴＩ）は主要産油国の減産に加え、米国産の落ち込みへの懸念が出て一時１バレル＝９３ドル台後半と昨年１１月以来の高値まで達した。高まるインフレ圧力への警戒感からダウ平均は一時３００ドル安まで下げる場面も。２０日に米ＦＯＭＣを控えているため再利上げを警戒した売りが膨らんだようだ。一方、終盤は売り方の買い戻しなどで下げ幅を縮めるなどそれなりに打たれ強さも表れている。
さて、東京市場は米国の金利動向が気になり、本日は目先筋の利益確定売りに押される１日となってしまった。日経平均は３万３０００円台をぎりぎりに守って終え、とりあえずここが短期的な下値支持ゾーンである様子を見せている。ケイ線的にも１０日移動平均線（３万２９７５円）がサポートしており、目先の押し目買いポイントに入ったといえそうだ。