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2025/02/06

 6日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比235円高の3万9066円で4日ぶりに3万9000円台を回復した。昨日の米株高を受けて取引序盤は360円高と買い進まれた。買い一巡後はいつもの通り伸び悩み上げ幅をわずか20円程度まで縮小させたが、後場からはアジア株高などで再び買い直され値を戻している。日銀審議委員のタカ派的な発言から早期利上げ観測が高まったが、円高進行がありながらも影響は一時的なものにとどまった。

 昨日の米国市場は長期金利の低下を好感してダウ平均は続伸した。この日発表された1月のISM製造業景況感指数が事前予想に届かなかったことから午前中のダウ平均は一時200ドルほど下げる場面があったが、長期金利が低下したことで徐々に押し目買いが入り相場は回復。ボーイングやシスコなどダウ平均採用銘柄の上げもあって後半相場は上げ幅を広げている。一方、欧州でEVの販売が急減したテスラが売られナスダック指数は伸び悩んだ。

 さて、東京市場は1ドル=152円への円高という逆風にあいながらも日経平均が200円を超える株高となって取引を終了。外国人の先物買いもあって指数では日経平均に偏った上昇を演じている。今週は下値200日移動平均線(3万8625円)にサポートされながらの戻りで本日は75日移動平均線(3万9004円)上も回復。残すは25日線(3万9282円)だけとなっている。