トップページへ戻る

バックナンバー

2022/03/22

 3連休明けの本日の市場は日経平均が6日続伸。終値は前週末比396円高の2万7224円で、先月18日以来の2万7000円大台回復となった。連休中にシカゴ市場で取引されていた日経平均先物が大きく上げていたため、これに合わせるように朝から大幅高の展開となった。売り方の買い戻しが主で買い一巡後はもみ合ったが、円相場が1ドル=120円台前半に入ったことで輸出株がその後の指数を下支えしている。インフレ警戒が残るため明日以降の上値は重くなってこよう。

 昨日の米国市場はFRB議長の大幅利上げ示唆発言を受けてダウ平均は6日ぶりに反落した。ダウ平均は直近5日間で2200ドルも上げていた過熱感も意識されたようだ。この日のFRB議長は物価安定を目指すために通常の2倍の0.5%ペースで利上げを行う可能性を示唆。景気を犠牲にしてもインフレを抑える姿勢を示した。また、ウクライナ情勢の厳しさから原油先物が再び急伸していることも圧迫要因に。米国株は目先の戻り一巡といった感がある。

 さて、東京市場は円安や米ハイテクの戻りを頼りに日経平均が本日も買い戻される1日に。2万7000円台を回復したが、上値には75日移動平均線(2万7480円)があり、目先はここがカベとなってこよう。日経平均の6連騰は昨年9月の8連騰以来。ロシアとウクライナの停戦協議は難航しており、上げてもあと少しのように思われる。