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2023/04/18

 18日の市場は日経平均が8日続伸。終値は前日比144円高の2万8658円だった。前日の米株高を受けて序盤から買いが先行。銀行や保険など金融株に買いが入り全体をけん引した。東証の資本収益向上促進策、米著名投資家の日本株の強気な見方を背景に外国人が日本株への買い意欲を強めておりその後も上値を広げる展開となった。日経平均は3月9日の高値(2万8734円)に迫ったところで本日は上げ一服。しかし、好需給を背景に2万9000円も視野に入ってるようだ。

 昨日の米国市場は経済指標の改善を受けてダウ平均は反発した。この日発表された4月のNY連銀製造業景況指数が前月から上昇し事前予想をも上回った。これを受けて景気敏感株の一角が買われダウ平均をけん引。景気の底堅さがかえって金融引き締めの長期化を連想させ上値を重くさせたが、長期金利がさほど上昇しなかったことで最終的にはプラスで取引を終えている。今週は大手金融のほか大手ハイテク企業の決算発表が予定されており、様子を見極めたいとする向きも多かった。

 さて、東京市場は本日も良好な需給をバックに安定した上昇基調を描いている。円安や米株高と外部環境も良く日経平均が2万9000円を取る流れができつつあるようだ。日経平均は前日までに8日連騰しており過熱感が意識されている面もあるが好需給がそれを上回っている状態だ。当面はマイナス材料もないようで、4月相場は引き続き安定した相場が予想される。