2024/01/26
26日の市場は日経平均が大幅反落。終値は前日比485円安の3万5751円だった。終値の3万6000円台割れは先週金曜日以来。前日の米国株は全般的に高かったが半導体株が売られたことでこの日も売り先行のスタート。年初からの急騰でまだ高値警戒感が残っており、週末ということもあって手じまい売りが勝っている。10日移動平均線(3万5970円)を下回ったことで1月の急伸トレンドはいったん終了という形になってしまった。昨日の米国市場はGDP成長率の上ブレを好感してダウ平均は3日ぶりに反発。再び史上最高値を更新した。この日発表された10−12月GDP速報値が事前予想を上回る伸び率となり市場はこれを好感。あわせて発表された物価指標がインフレ鈍化を示したことで長期金利が低下し、株式の相対的な割高感が薄らいだ。取引時間中は上値が少し重くなる場面もあったが、最終的にはナスダック指数もS&P500種指数も6連騰するなど基調の強さは相変わらずである。
さて、東京市場は米インテルの売上高見通しが下方修正されたことが響いているようで、東エレク、アドテスト、信越化などの関連株の下げが指数の足を引っ張った。短期的なテクニカルはまだ過熱を示しており、円安進行ストップと合わせてもう少し調整が必要な状態のようだ。1月相場として全体の水準訂正は今週の高値で一巡。来週は10−12月決算発表が始まり個別物色中心の相場となりそうだ。