2025/01/22
22日の市場は日経平均が大幅に3日続伸。終値は前日比618円高の3万9646円で、今月8日以来の水準まで回復してきた。前日の米株上昇を受けて日経平均は開始から300円を超える上げに。いつもならすぐに失速してしまうが、今日は寄り後以降も着々と買いが入り続け後場には650円を超える上げ幅を示現した。米国の関税強化懸念が薄れたことと半導体関連株の上昇が日経平均を一段高へと導いている。再びボックス上限の4万円をうかがう展開となった。昨日の米国市場は関税に関する目先の懸念が後退したことでダウ平均は大幅続伸した。20日に就任したトランプ米大統領はカナダとメキシコに25%の関税導入を示したものの、懸念されていた世界一律の関税引き上げは目先見送る姿勢に。中国への関税引き上げも見送り市場に安心感をもたらした。関税引き上げによる余分なインフレ懸念も薄れ長期金利は低下へ。巨額のAI投資も発表してエヌビディアなど半導体株も上昇するなどほぼ全面高となった。
さて、東京市場はポジティブなトランプ砲によって関税への過度な懸念が後退。金利低下もあって大幅高を演じている。ソフトバンクGが米オープンAIやオラクルと米国のAI開発に78兆円を投資すると発表したことも指数を押し上げる一因に。これで25日、75日、200日全ての移動平均線上へ株価が回復し調整トレンドから脱却。再度4万円を狙う態勢が整ってきた。