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2022/12/16

 16日の市場は日経平均が大幅続落。終値は前日比524円安の2万7527円だった。前日の米株安や欧州の利上げ強気継続姿勢が嫌気されて大きく売りが先行する展開に。欧米の利上げ継続によって世界景気後退の可能性が一段と高まりほぼ全面安の展開となってしまった。その後も週末ということもあって買いが入らず安値圏で推移。先週と同じく下値は75日移動平均線(2万7529円)辺りでサポートされるか、景況の下方修正という重荷と来週は闘うことになるだろう。

 昨日の米国市場はにわかに景気後退懸念が生じてダウ平均は大幅続落した。この日発表された11月の小売売上高が事前予想より悪化。加えてFRBによる利上げ継続が想定より長引くという前日の結果もあって、米国の景気後退の可能性がかなりの現実として捉えられるようになってきた。借金の多い米国経済にとって金利高が負担になるのは当然かもしれない。ダウ平均は一時900ドルも下げるなど雰囲気は一変している。投資家の来年に向けての視線の厳しさが表れる1日となった。

 さて、東京市場は欧米の利上げはある程度織り込み済みだったが、懸念されていた景気への影響がひとつ明るみになったことで現実売りの方が勝ってしまったようだ。今の金利水準で影響が出ているところに来年5月まで利上げが続くとなれば、一段の景気下方修正を織り込まざるを得ない。インフレ率がピークアウトしているので先はある程度見通せるが、一時的な後退は市場も覚悟しつつあるようだ。