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2020/11/26

 26日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比240円高の2万6537円で、1991年5月以来の水準で取引を終えた。序盤は前日の米株安を受けて小幅安のスタートとなったが、開始30分も経たずに押し目買いが勝りプラス圏へと浮上。内外でコロナの感染増がとまらないが、ワクチン開発が進んでいることもあって買い方の勢いはなかなか止まらない様子。買い方が買い切らないと終わらない完全な需給相場と化しているようだ。

 昨日の米国市場は新型コロナの感染再拡大が止まらずダウ平均は3日ぶりに反落した。前日に史上初めて3万ドルの大台に乗せ、短期的な達成感が出たことも下げの要因に。朝方発表の新規失業保険申請件数が増えて事前予想を上回った。市場では経済活動制限の影響が出たとして手じまい売りのきっかけとなったようだ。足元のコロナ感染増は勢いが止まらず、この日は内需を中心としたワクチン買い相場は影を潜めてしまったようだ。

 さて、東京市場は週初からの勢いそのままに本日も買いエネルギーが収まらない強い展開。前日に米ナスダック指数が2カ月半ぶりに最高値を更新したことで電子部品、電池、半導体関連株が買われた。欧米では中央銀行が今後も緩和的な施策を打つ見込みで過剰流動性相場が続くことも買い方の背中を押している。今は2万7000円を目指すことが普通のような流れとなっている。