2022/01/26
26日の市場は日経平均が続落。終値は前日比120円安の2万7011円だった。前日の米国株下落を受けてこの日も軟調な出だし。特に米国で半導体関連株で構成される指数SOXが大きく下げたため、日経平均採用の値ガサ株やハイテク・半導体株中心に売られてしまった。一方、それ以外の銘柄は比較的底堅く、トピックスや東証2部指数など新興市場指数は小幅安で推移。一様に売られる展開とはやや違っている。昨日の米国市場はFOMCの結果(26日)への警戒感からダウ平均は反落した。注目のFOMCでは3月の利上げが示唆されるとともに、その後の連続利上げや早めのテーパリングを予想する声が増え、一時は800ドル以上も下げる場面があった。午後に入ると前日同様に短期的な下げ過ぎ感から買い戻しが入り、一転して200ドル超の上げも。最終的にはマイナスに転じて終えたが、乱高下が激しく利上げをなかなか織り込み切れない様子が伝わってくる。
さて、東京市場は本日も米株安などで売られる展開に。新型コロナの感染急拡大がおさまらない上、米国の利上げ動向がつかめず上下に右往左往するような動きとなった。日経平均はとりあえず2万7000円の大台を終値でキープしたため、まだここが強い抵抗ラインであることに変わりはない。今晩の米国株が反発すればいったんは下値として機能する線だと思われる。