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2024/03/04

 週明けの市場は日経平均が続伸。終値は前週末比198円高の4万109円で連日の最高値更新へ。株価は史上初の4万円の大台乗せとなっている。前週末の米国市場が半導体・ハイテク株中心に続伸したことから日本でも同様のセクターが買われ指数を引っ張り上げた。特に感応度の高い日経平均は寄り付きから4万円台に乗せて天井知らずの様相を呈している。一方、この日はトピックスなど全体を網羅した指数は弱く、値上がり銘柄数は全体の3割程度にとどまった。

 前週末の米国市場は長期金利の低下を好感してダウ平均は続伸した。注目の経済指標である2月のISM製造業景況感指数が事前予想を下回ったことで緩やかな景気減速を確認。長期金利が低下してハイテク株中心に上昇した。景気腰折れを懸念するほどの内容ではなくS&P500種は連日で最高値を更新している。半導体人気の中心となっているエヌビディアはこの日も買われ指数をけん引。ナスダック指数も連日で最高値を更新した。

 さて、東京市場は超半導体株人気に乗って日経平均が一気に4万円台へ。ちょうど2カ月前の大発会には3万2693円という安値をつけており、わずかの間に日経平均は7600円(23%)も急騰したことになる。米国の半導体人気が収まらないうちはこちらも上げ続けるだろうが、そうは言っても相場は相場なので、今月はどこかで調整に入ることも想定して動いた方が無難だろう。