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2022/06/22

 22日の市場は日経平均が早くも反落。終値は前日比96円安の2万6149円だった。昨日の米国株の上昇を受けて開始早々に216円高まで買い進まれたが、売り方の買い戻しが主でその後はすぐに値を消す弱い展開。円相場が1ドル=136円台と24年ぶり水準まで下げたことは多少の支援材料となったが、利上げへの警戒感があるうちは円安効果は限定されそう。目先は心理的な節目でもある2万6500円辺りが戻り天井となった感がある。

 昨日の米国市場は短期的に下げ過ぎていたことへの反動からダウ平均は3日ぶりに大幅反発した。終値での3万ドル台回復は約1週間ぶり。ダウ平均は前週までの2週間で約3000ドルほど下げていたためこの日はリバウンド狙いの買いが入ってきた。目先的な利上げ売りも一巡していたようで思いのほか上げ幅を広げてきた。しかし、内容的には実需の買いが乏しく持続的な上昇になるとの見方はまだ少ない状況である。

 さて、東京市場は昨日からのリバウンドの流れに沿って日経平均が本日も戻りを試す展開となったが、実需乏しくかえって上値の重さを感じさせる結果に。時間外取引の米株先物の軟調でマイナス圏に転じている。急ピッチな利上げによる景気後退懸念は拭えず織り込みにはまだ時間を要しそうな雰囲気。今晩の米FRB議長の議会証言は要注目だ。