2021/07/27
27日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比136円高の2万7970円だった。前日の米国株が最高値を更新した流れを受けて本日も買い先行の展開に。米国で企業の4−6月決算が良好なことから、これから始まる国内企業の4−6月決算に対する期待も出てきたようだ。国内の新型コロナの感染拡大が止まらず商い(出来高)は一向に膨らまないが、東証2部指数が再び年初来高値を更新するなど、個別で買われる銘柄が一定数あることは評価できよう。昨日の米国市場は好調な主力企業の4−6月決算を好感してダウ平均は5連騰。連日で過去最高値を更新した。序盤は中国当局によるネット企業規制強化を嫌気した売りでマイナスのスタートに。中国香港、上海株の下げも重荷となった。その後は好調な決算発表が相次いだことから相場は持ち直してプラス圏へ浮上。暗号資産のビットコインが一時4万ドル台に上昇したことも後押し材料となり、米国の主要3指数は揃って過去最高値を更新した。
さて、東京市場は米株高にけん引されて日経平均が今月初の3連騰を達成。コロナ売りで下値を模索していた流れにストップをかけている。そのコロナ禍にもかかわらず個別で業績を伸ばす銘柄にはコツコツと買いが入り地味な業績相場は継続中。トピックスは75日移動平均線上をわずかながらも回復するなど、全体の体勢は徐々に持ち直しつつある。