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2023/12/11

 週明けの市場は日経平均が3日ぶりに大幅反発。終値は前日比483円高の3万2791円だった。米株高や円高一服を受けて日経平均は400円近い上げ幅でスタート。9時半頃には625円高と前週末の下げを完全に埋める戻りを見せた。一方、3万3000円の大台に届かなかったことで買い一巡後は様子見ムードに。それでも米景気のソフトランディング期待が出てきたことから、前週末の安値で目先の底は入ったように見受けられる。

 前週末の米国市場は安定した雇用統計の結果を好感してダウ平均は続伸。1週間ぶりに年初来高値を更新した。株価水準は22年1月以来の高さ。この日発表された11月の雇用統計は事前予想を若干上回る雇用増。失業率も低下したことから景気の底堅さが伝わり最近の失速懸念が後退した。一方、長期金利は上昇してやや相場の上値を抑える形に。それでも当局が金融引き締めに移行するほど金利が上昇するとは捉えられず、株式市場にとっては都合の良い結果となっている。

 さて、東京市場は外部環境の好転によって急反発する1日に。前週末に日経平均の下値が75日移動平均線(3万2384円)に達したことで、とりあえずいったんは反発する流れに入りやすかったようだ。ただ、金利動向や景況感に明確な方向性が見えないことから、底は打っても一段と買い上がって行くほどでもない状況。今週は3万3000円前後でもみ合う展開が予想される。