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2024/02/22

 22日の市場は日経平均が4日ぶりに大幅反発。終値は前日比836円高の3万9098円で、1989年12月29日の最高値(3万8957円)を34年ぶりに上回る歴史的な1日となった。米半導体大手エヌビディアの決算が事前予想を大きく上回り序盤から500円を超える急騰相場に。日経平均は直近16日の高値をあっさり超えて初の3万9000円台乗せへ。外国人を中心に再び日本株を攻める動きが活発化し、春相場として4万円も視野に入る勢いとなってる。

 昨日の米国市場はじわりとした押し目買いが入りダウ平均は3日ぶりに小反発した。朝方から小口売りが先行し、中頃にはFOMC議事要旨で当局の利下げ慎重姿勢が明らかになったことから200ドルを超える下げとなった。しかし、取引終盤にかけて押し目買いが入りプラス圏へと浮上。注目のAI半導体大手エヌビディアの決算に対する期待もあって値頃買いが入ってきた。長期金利は下がらなかったが米国株の基調は思いのほか強いものがある。

 さて、東京市場はまさしくエヌビディア祭りとなり日経平均が大幅高を演じる1日となった。最高値更新へのカウントダウンは先週からすでに始まっていたが、エヌビディアの決算であっさりと達成するあたり、まだ上げの余力は十分に残しているように思われる。物色はやや偏っているもののトピックスの安定した強さを見れば資金は幅広く流入しており、強気相場は今しばらく続くことが予想される。