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2022/08/29

 週明けの市場は日経平均が3日ぶりに大幅反落。終値は前週末比762円安の2万7878円で今月10日以来の2万8000円台割れとなった。前週末の米国で利上げ加速懸念と株安が進んだことで大幅安の展開に。事前に織り込んでいた以上に米国が利上げに積極的ということが分かり、改めて金利高、景気後退の両面を想定した売りが膨らんでいる。日経平均は25日移動平均線(2万8245円)を下回り調整トレンド入り。下げの大きさから調整は長引きそうな雰囲気もある。

 前週末の米国市場はFRB議長のタカ派発言を嫌気してダウ平均は3日ぶりに大幅反落した。1000ドルを超える下げ幅は今年3番目の規模。注目されたジャクソンホール会議で同議長が改めて景気を犠牲にしてでもインフレを抑えるような趣旨を示したため、景気後退と金利上昇という、株式市場が最も嫌がる不安を再燃させた。これにより中立金利も一段上方修正される格好となり、年内のハイペースな利上げを今一度織り込まざるを得なくなっている。

 さて、東京市場は米国の金融政策スタンスにやや楽観的過ぎた反動が出てしまい、日経平均が25日移動平均線を窓空けで下回るなどショックの大きさが表れている。直近1カ月ほど続いた夏の上昇相場はこれで終了。チャート上では200日移動平均線(2万7526円)辺りまで下値メドがなくなっている。米長期金利が思ったほど上がっていないので明日以降は少し落ち着きを取り戻すかもしれない。