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2023/08/10

 10日の市場は日経平均が反発。終値は前日比269円高の3万2473円だった。前日の米株安の流れから取引開始早々に190円安とやや売り込まれたが、3万2000円という最近の強い下値支持ゾーンを割らなかったことで、その後は押し目を買う動きが強まった。為替が1ドル=144円台へと入り円安基調を維持していることや、国内の4−6月決算が概ね良好であることなどから、指数はプラス圏に転じ大きく上げ幅を広げて取引を終えている。

 昨日の米国市場は主力ハイテク株の下げやインフレへの警戒感からダウ平均は続落した。10日に7月の消費者物価指数が発表されるのを前に買い控えのムードが強まった。同指数は前月6月より伸びが加速するとの事前予想が出ており市場には警戒ムードが漂っている。米政府が中国への半導体・AIなど投資規制を一段と厳しくすると伝わりハイテク株が下落。ダウ平均の下げは一時250ドルまで達する場面もあった。夏季休暇に入る投資家が多く実需は少ない状況だ。

 さて、東京市場は3万2000円辺りの打たれ強さを確認すると徐々に持ち直す展開に。中国政府が日本行きの団体旅行を解禁する方針だと伝わり、インバウンド需要の本格回復への期待から空運、鉄道、百貨店などが買われた。決算発表を受けて富士フイルム、ホンダなども大きく上げている。トピックスは25日移動平均線をサポートラインに変えて上昇基調を強めつつある。