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2024/01/04

 2024年最初の取引となる本日の市場は日経平均が3日続落。終値は前年末比175円安の3万3288円だった。直近の米ハイテク株安や能登半島の大地震の影響を受けて序盤は一気に770円安(3万2693円)まで売り込まれる場面があったが、売り一巡後は3万3000円以下となった割安感から押し目買いが活発化し急速に値を戻している。トピックスやプライム指数はプラスで先物に偏った下げであることが明確に。全体としての基調は引き続き安定的といえるだろう。

 昨日の米国市場は高値警戒感からダウ平均は反落した。ダウ平均は新年最初の日(2日)にわずかながらも過去最高値を更新するスタートだったが、翌3日は年末に急伸してきた過熱感や高値警戒感が働いて全体的に利食い売りが優勢となってしまった。ドル高や長期金利の上昇があったことも目先筋の売りを誘う要因となったようだ。ハイテク株の多いナスダック指数は年またぎで4日続落となっている。米国株は目先調整に入っても不思議ではない流れといえそう。

 さて、大発会を迎えた東京市場は正月休み中のネガティブな出来事に遭遇しながらも、かえって下値の強さを確認できる展開となった。日経平均の日足は長い下ヒゲを出して下げが一時的であることを示唆。終値では25日移動平均線(3万3159円)上を回復し上昇基調継続の形も保っている。トピックスが続伸するなど内容的には米ハイテク株安や能登の地震を跳ね返す強さを見せている。