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2024/01/10

 10日の市場は日経平均が大幅に3日続伸。終値は前日比678円高の3万4441円で、1990年3月以来の3万4000円の大台乗せとなった。前日の米国株はハイテク株が堅調に推移。円安の動きも手伝って日経平均は開始20分後に3万4000円の大台に乗せてきた。一時は3万4539円(775円高)まで買い進まれるなど売り方の買い戻しも入った模様。一気の高値更新で市場の雰囲気も一段と明るくなっている。トピックスも昨年来高値を更新した。

 昨日の米国市場は短期的な高値警戒感が働きダウ平均は4日ぶりに反落した。ダウ平均は前日までの3日間で250ドルあまり上昇し、2日に付けた過去最高値(3万7715ドル)にかなり接近していた。このため材料のなかったこの日はひとまずの利食い売りが優勢となった。足元の景気の堅調さから長期金利の低下にも限界が見えてきており、金利を材料に買い上げていく機運も徐々に低下している。一方、ハイテク株の多いナスダック指数は小幅ながらも3日続伸した。

 さて、東京市場は新年から絶好調の値動きとなっており、本日は昨年来からの課題であった3万4000円の大台超えを達成している。株価水準は33年11カ月ぶりの高さ。外国人による先物買いが需給上の最大のポイントで日本株のガバナンス期待や出遅れ感、割安感などが背景にあるようだ。上値ブレイクを果たしばかりなので、過熱感はありながらも当面は堅調な相場が続くだろう。