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2020/06/11

 11日の市場は日経平均が大幅反落。終値は前日比652円安の2万2472円で、今月2日以来の安値となった。下げ幅は4月1日(851円安)以来の規模。ここまで上げっ放しだった相場にようやく調整らしい調整が訪れた。もともと2万3000円台で高値警戒感があったところに、前日の米株安や円高進行が引き金となって一気に利食い売りが広がった。時間外取引の米株先物が下げたことも後場の下げに拍車をかけたようである。

 昨日の米国市場はFOMCの声明が景気に対して芳しくなかったためダウ平均は続落した。FOMCでは2022年までゼロ金利政策を続けるとしたが、これが銀行の収益圧迫要因と映り、銀行など景気敏感株中心に売りが広がった。失業率の高止まりにも言及があり楽観論を後退させている。一方、IT・ハイテク株人気は衰えずナスダック指数は4連騰。初の10000台乗せで取引を終えている。

 さて、東京市場はここまで急ピッチに上げてきた反動が出て久々に大きな下げを演じている。円相場が1ドル=106円台に入ったことや、米株先物が下げ幅を広げていることが響いている様子。米株先物の下げは新型コロナの感染者数が200万人を突破したと伝わったことがきっかけのようだ。本日は出遅れで買われていた大型株の下げも目立ち買い一巡感が強まっている。明日のメジャーSQで需給構造が軟化する可能性もあり、日経平均は先の2万3000円台が当面の高値となりそうだ。