2023/09/19
3連休明けの市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前週末比290円安の3万3242円だった。日本の連休中の米国株はトータルでマイナスとなり売り先行の展開に。特に米半導体株指数(SOX)が3%安となったことで、指数では日経平均の下げが際立ってしまった。一方、円安基調が維持されているためトヨタ、ホンダ、日本製鉄、BS、コマツなど輸出株には年初来高値が続出。海運株や商社株も高い。トピックスはプラスで日経平均が示すほど相場は悪くはないようだ。昨日の米国市場はディフェンシブ株に買いが入りダウ平均は小反発した。この日は原油先物(WTI)が一時1バレル=92ドル台前半と昨年11月上旬以来の高値を付けた。これによりインフレ懸念が増してダウ平均はマイナス圏で推移する場面があった。自動車大手3社ビッグスリの一部工場がストで止まったことも重荷に。しかし、全体としてディフェンシブ株に資金が回り下値も堅い動きに。主力ハイテク株の一角にも買いが入り、主要3指数は揃って小幅高で取引を終えている。
さて、東京市場は米ハイテク株安につられて日経平均が一時400円を超える下げを示現したが、3万3000円の大台を割れるほどの売り圧力はなく、中頃以降は下げ幅を縮める動きとなった。国内主力株への外国人買いは続いているようで、個人も押し目には期末の配当取りを狙った買いを入れている様子。直近2日間に急伸(820円高)した反動安という調整も1日で終わりそうである。