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2026/03/11

 11日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比776円高の5万5025円で3日ぶりに5万5000円台を回復した。米国市場引け後の米オラクルの決算が好調でAI投資拡大の恩恵を受けていることが改めて確認できた。原油相場が一時下げに転じたことも追い風となり全体に買い戻しが優勢となった。日経平均の上げ幅は中頃に1500円近くまで広がったが、5万5000円台では戻り売りも多く、終盤は上げ幅を半分に縮めて実需不足の面ものぞかせている。

 昨日の米国市場は中東情勢の不透明感からダウ平均は小反落した。この日はイランがホルムズ海峡に機雷を撒き始めたとの報道を受けて売られる展開。それまでは米海軍がホルムズ海峡のタンカーの護衛に成功したという情報で400ドルほど値上がりする面があったが、情勢がやや不利に傾きつつある米国側の苦し紛れの発言で、市場は次第に米国側の情報に懐疑的となっていった。米国の思惑通りにならなくなった戦況に市場も動きが取れなくなりつつある。

 さて、東京市場は中東情勢に一喜一憂するなどボラティリティ(変動率)の高い状態が続いている。基本的に湾岸での戦闘が続くうちは真剣に買うことはできないが、いつまで続くか分からないことも難しくさせている。チャート面では上値75日移動平均線(5万6219円)に接近しつつあるところで戻りの勢いも鈍っている。ここには25日線もあり目先はこの辺りで戻り一服となりそうだ。