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2025/10/10

 10日の市場は日経平均が反落。終値は前日比491円安の4万8088円だった。取引時間中は4万8000円の大台を割り込む場面があったが、そこにはすかさず押し目買いが入り最終的には大台をキープして取引を終えている。昨日の米国市場が下げたことで日本株も売り先行のスタート。後場にかけてじわじわと下値を広げていった。昨日にSBG株がけん引する形で歪に上げた反動も強かったようだ。トピックスも売られて下落率は日経平均の倍近くに達している。

 昨日の米国市場は主力株への利益確定売りが続きダウ平均は4日続落した。つなぎ予算が成立せず政府機関の一部閉鎖が続くなか、材料不足となったこの日は全般的に売りが優勢となった。来週からいよいよ主力企業の決算発表が本格化する。目先筋が一度手じまっておく流れにはあるようだ。ナスダック指数やS&P500種指数も最高値にある状態で、こちらにも利益確定売りが出て軟調に。ただ、いずれも下げ幅は限定的で基調が変化する兆しは一向に見えない。

 さて、東京市場は昨日に少し上げ過ぎた反動が出てしまい反落する1日となった。円安一服、米ハイテク株安と外部環境も逆となった3連休直前の週末で調整やむなしの状態だった。自公連立維持に微妙な空気が出ており政局化することを警戒する向きも。本日はファーストリが大幅高となって日経平均を200円以上底上げしているが、これがなかったらトピックス並みの下げ率となった可能性も。