2025/07/04
4日の市場は日経平均が小幅続伸。終値は前日比24円高の3万9810円だった。前日の米株上昇という流れを受けて寄り付きこそ200円を超える上げとなったが、そこがほぼ本日の天井となってしまい、その後は前日終値近辺に押してもみ合うダレた展開となってしまった。4万円を超えるとまだ警戒感が出るようで、本日は週末ということもあり後半は見送り商状に陥った。トランプ大統領が関税交渉で圧力をかけ続けていることも買いにくさの一因となってる。昨日の米国市場は雇用統計の結果を好感してダウ平均は反発し、2月上旬以来の高値で取引を終えた。この日発表した6月の雇用統計は雇用者数が事前予想以上に増えて買い安心感をもたらした。失業率も予想に反して低下しており米経済が思った以上に安定している様子がうかがえた。米国が導入した対中半導体輸出規制を撤回したこともプラスに。この日は独立記念日の前日で13時までの短縮取引だったが、投資家は前向きでナスダック指数は連日で過去最高値を更新している。
さて、東京市場は日経平均が4万円の大台を前に気迷いムードを強めている。米国ではハイテク株が勢いを保っているものの、日本ではトランプ関税の落としどころが見えずすっきりしない状態。テクニカル的にも5日移動平均線(3万9966円)の下で過ごす時間が増えてきて先週のような勢いはすでにない。足元の決算は悪くはなさそうで業績面では依然として押し目買いに分がありそうだ。