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2025/09/18

 18日の市場は日経平均が大幅反発。終値は前日比513円高の4万5303円で2日ぶりに最高値を更新、4万5000円台で初の終値を迎えた。糸の切れたタコのように4万5000円という大きな節目に達しても意に介さずスルスルと水準を切り上げている。米国の利下げが1度切りでなく継続されることが明確となり、その先の利下げまで織り込んで行く展開だ。物色の中心は相変わらず半導体株でこれがより強く日経平均をけん引。裁定買いも入って買いのサイクルが止まらない。

 昨日の米国市場はFRBの利下げを受けてダウ平均は反発した。この日、FRBは9カ月ぶりに利下げを再開。0.25%だったが政策金利見通しでは年内あと2回の利下げを行う計算となり市場は前向きに評価した。ダウ平均は一時500ドルも上げる場面があったが、FRB議長の会見はそこまでハト派的ではなく終盤は伸びを欠いている。けん引役だったハイテク株には目先筋の利食い売りが出てナスダック指数は小幅続落となっている。

 さて、東京市場は前日の米国株以上に日経平均が上げる少し不思議な展開。後場に入って上げ幅を700円まで拡大させるなど4万5000円も通過点のような上げ方だ。上場全銘柄で算出する指数トピックスの上昇率は日経平均の半分以下。東証スタンダード、グロース指数ともに伸びておらず日経平均の独り勝ち状態といえる。明日は週末だが4万5000円台を固める動きが予想される。