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2026/03/10

 10日の市場は日経平均が2日ぶりに反発。終値は前日比1519円高の5万4248円だった。前日の米国株が上昇したことや原油相場の下落によって序盤から買い戻しが先行。前引け辺りには上げ幅が1900円を超える場面まであった。一方、後場に入ると売り方の買い戻しが一巡して徐々に上げ幅を縮小。中東情勢が依然として不透明でトランプ大統領の発言も二転三転して信用し切れない。現実にはミサイルがまだ飛び交っており戻りにも限界があるだろう。

 昨日の米国市場は原油相場の下げを受けてダウ平均は3日ぶりに反発した。この日はトランプ大統領がイランへの攻撃を予定より早く終わらせることを示唆したため、先行き不透明感がやや後退したことから原油安、株高の動きが広がった。発言がころころ変わるため真に受ける向きは少ないが、いったんポジションを手じまっておくきっかけにはなったようである。この発言前まではダウ平均が800ドルほど下げていたが、目先的には売り方も少し慎重なっている様子。

 さて、東京市場は米国とイランの戦闘エスカレーションを嫌気して昨日まで大きく売り込まれたが、本日は原油急騰で歩の悪くなったトランプがトーンを変えてきたことが買い戻しを誘ったようだ。迎撃ミサイルの在庫も厳しくあまり保たないのはどうも米国のようである。米国の完勝はなくなりうまく落としどころを見つけられるのか、それまで市場に実需は戻ってこないだろう。