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2022/07/25

 週明けの市場は日経平均が8日ぶりに反落。終値は前週末比215円安の2万7699円だった。欧米の株安や景気指標の悪化を受けて日経平均は200円安という反落のスタートに。直前まで7連騰していた反動もあり本日の下げは仕方のないところもある。先週まではインフレや景気後退懸念をある程度乗り越えての上昇だっただけに、欧米で景気指標が再度下振れすると買いは入れにくくなる。円相場が1ドル=136円台に上昇しており、円安頼みの部分も薄れつつある。

 前週末の米国市場は景気指標の悪化を受けてダウ平均は4日ぶりに反落した。この日発表された7月の購買担当者景気指数(PMI)が4カ月連続で低下。欧州の同指数も悪化し景気の先行き懸念が再び広がってきた。また、一部ハイテク企業で事前予想を下回る4−6月決算が発表されたことも重荷に。これでダウ平均の下げ幅は一時300ドルを超える場面まであった。売り一巡後は落ち着いたが4−6月決算で一喜一憂する場面は今後も出てきそうだ。

 さて、東京市場は久々の上げ一服となり目先的な戻り一巡感が出ている状況。上値2万8000円という大きな節目が迫り買いにくくなっている面もある。出来高水準が依然低調でここから先は日柄をかけて売りをこなす必要がありそうだ。今週の主なスケジュールは26日(火)米連邦公開市場委員会、27日(水)FRB議長会見、米6月耐久財受注、28日(木)米4−6月GDP速報、6月鉱工業生産、29日(金)米6月個人消費支出などとなっている。