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2020/04/06

 週明けの市場は日経平均が大幅続伸した。新型肺炎の感染が深刻な米国で足元の状況にピークアウトの兆しが出始めたことを好感し買い戻しが膨らんだ。時間外取引の米国株先物も上昇しており想定外の上昇を演じている。国内では緊急事態宣言が近く出されることとなり、こちらは経済へのダメージと感染歯止めに一歩前進との見方が交錯し、現在のところはまだ消火難となっている。

 前週末の米国市場は雇用統計の悪化や新型肺炎の感染拡大を嫌気してダウ平均は反落した。この日発表された3月の雇用統計は雇用者が9年半ぶりに減少。事前予想の14万人減より多い70万人減となったため売りが広がった。新型肺炎の感染拡大に弱まる傾向も見えず買い方は動けない状況にある。ロシアとサウジが減産で協議再開との一部報道で下値はある程度制限されたが、株式市場の弱さはしばらく続きそうである。

 さて、東京市場は米国での新型肺炎死者数の初の減少を受けて日経平均がにわかに上げ幅を拡大。1万8000円台を回復し直近の調整の流れを止めている。欧州でも同様の傾向が見られ売り方はひとまず買い戻しを急いだようだ。一方、国内ではこれから感染拡大が本格化する状況で政府がようやく非常事態宣言を出す方向で固まった。市場や民間に背中を押されて非常事態宣言を出すというのは本末転倒かもしれないが、日本も経済的ダメージを覚悟しながらウイルスと戦うという前向きな方向に転じるのかもしれない。