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2024/02/09

 9日の市場は日経平均が小幅続伸。終値は前日比34円高の3万6897円だった。前日の米国株が堅調で1ドル=149円台へと円安が進んだことも買い材料に。昨日に本年最高の上げ幅(743円高)を記録しながら本日も前場に424円高(3万7287円)まで買われるなど勢いは凄かった。しかし、中頃以降は週末ということもあって目先筋の利食い売りに押される弱めの展開。3連休入り前とあってポジション調整の売りも出やすかったようだ。

 昨日の米国市場はディズニー株の急騰がけん引してダウ平均は3日続伸。連日で史上最高値を更新した。前日に発表したウォルトディズニーの四半期決算が予想を上回ったことで同社株が11%も上昇。1銘柄でダウ平均を75ドルも押し上げた。このほか英半導体設計アームも好調な決算を発表してこちらは50%近い棒上げとなった。相次ぐ企業収益の好調ぶりに過熱感はありながらも投資家は買う姿勢を継続。S&P500種指数やナスダック指数も揃って続伸している。

 さて、東京市場は米株高、円安と外部環境が追い風となって日経平均が連騰へ。傘下の英アーム株が急騰したことでソフトバンクG株が急伸し、1社で日経平均を100円以上も押し上げていた。一方、中盤以降は過熱感や連休入り前ということもあって買い方も見送り姿勢に。上場全銘柄で算出する指数トピックスは3日ぶりに反落するなど高値警戒感も働いているようだ。