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2022/09/26

 3連休明けの市場は日経平均が大幅に3日続落。終値は前週末比722円安の2万6431円で、7月12日以来の安値となった。連休中の米国株が長期化する米利上げと景気悪化観測を嫌気して大きく下落。日経平均も開始から400円近い下げとなるなど、2万7000円台を窓空けで割り込む下げ加速の状態となった。英国の金利急上昇が欧州や米国に波及する悪循環も市場の警戒を呼んでいる。日本は景気対策を検討中だが世界情勢はそれを上回る勢いで変化している。

 前週末の米国市場はFRBの大幅利上げが景気後退を招くとの懸念が一段と強まりダウ平均は4日続落した。3万ドルの大台を割り込み、1月につけた最高値から20%超の下げとなるなど弱気相場入りを示唆している。この日も長期金利が約12年ぶり水準まで一時上昇するなどインフレと金利が相場を圧迫。欧州では景気指標の悪化と株安が進行し、ダウ平均の下げ加速の一因となっていた。景気のハードランディングを一部では想定し始めている様子。

 さて、東京市場は下げが一段と加速する負のスパイラル状態に陥っている。政府の介入で過度な円安は抑え込まれているが、欧米の景気見通しや株安といった重要なファンダメンタルズの部分で相場は崩されており、目先は下値を試す不安定な展開を強いられそうだ。チャート面では全ての移動平均線を明確に下回っており現状は下降トレンドに。今週の下値メドは7月安値の2万6000円前後であろうか。