2022/04/25
週明けの市場は日経平均が大幅続落。終値は前週末比514円安の2万6590円で、4日ぶりに2万7000円台を割り込んだ。前週末の米国株が大きく下げた流れを受けてほぼ全面安の展開。米利上げが急ピッチに進むことへの警戒感から改めて金利上昇を織り込む流れとなった。取引時間中は一時2万6500円台を割り込む場面があったが、そこでは値頃感からの押し目買いが入りさすがに下げ渋っている。今月12日の安値(2万6304円)が意識されている面もある。前週末の米国市場はFRBの積極的な金融引き締めを警戒してダウ平均は大幅続落。一時は1000ドル以上も下げるなど3月15日以来の安値となって取引を終えた。FRB議長が5月の0.5%の利上げを示唆したうえ、その後も速いペースで利上げをすることが適切と発言したことが株価を直撃した。ハイテクが多いナスダック指数は3日続落し、前日比2.5%安となって3月14日以来の安値で終えている。一部主要企業の予想を下回る決算も響いたようである。
さて、東京市場は米株安や中国上海のロックダウン継続などが売り材料となって続落する展開。仏大統領選で現職のマクロン氏が再選されたが材料視されることはなかった。米中の景気懸念で機械、海運、鉄鋼、資源株などの下げが目立っている。今週は日銀の金融政策会合が予定されており円安対策が講じられるかが注目されている。週末には大型連休に入るため今週は買いにくい日が続くだろう。