トップページへ戻る

バックナンバー

2024/01/22

 週明けの市場は日経平均が大幅続伸。終値は前週末比583円高の3万6546円で連日の昨年来高値更新となった。前週末の米国株がハイテク株を中心に買われ最高値を更新。この流れが日本市場にも波及し日経平均は開始から300円を超える上げで始まった。その後も売り方の買い戻しがあって終盤まで強含みで推移し、高値は3万6571円(608円高)まであった。過熱感をものともせず、この勢いなら3万7000円台を週内にも達成する雰囲気がある。

 前週末の米国市場はハイテク株が買われダウ平均は大幅続伸。今月2日以来の史上最高値更新となった。今年は昨年以上にAI利用が進むとされ、収益拡大期待からハイテク株や半導体関連株が連日で大きく買い上げられた。また、1月の米消費者態度指数が事前予想を上回り経済が想定以上に強いことも判明。長期金利は高止まりしているが、この日は企業業績や景気を再評価する買いがまんべんなく広がった。その結果、S&P500種指数はほぼ2年ぶりに最高値を更新している。

 さて、東京市場は米ハイテク株高という追い風に乗って日経平均は一気に3万6500円台の高値まで示現した。今月安値から約4000円もの急騰劇で外国人による日本株の見方が大きく変わったことは確かなようだ。日銀の金融政策会合が行われているが政策変更なしと見透かされており、かなりの加熱状態ながらもリスクオン姿勢を緩められなくなっている。トピックスやプライム指数も高値更新へ。