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2024/02/05

 週明けの市場は日経平均が続伸。終値は前週末比196円高の3万6354円だった。前週末の米株高と1ドル=148円台半ばに戻った円安を受けて250円を超える上げでスタート。一時は戻り売りに押されて上げ幅を1/3以下に縮める場面があったが、市場の強い押し目買い意欲に支えられて再び上値を広げている。米景気が安定していることや円安トレンドが再確認できたことで、国内の企業の業績上方修正への期待も膨らんでいる。

 前週末の米国市場は主力企業の決算を好感してダウ平均は続伸。連日で史上最高値を更新した。取引序盤は1月の雇用統計の想定外の強さから利下げ時期が遠のくとの不安で180ドルほど下げる場面があったが、一方で米経済が底堅いとの評価も出てその後相場は回復へ。この日決算を発表したメタやアマゾンなどが大きく上昇し投資家心理を下支えした。ハイテク株全般も買われナスダック指数は年初来の高値を更新している。

 さて、東京市場は米株高、円安と外部環境が良好で、さらに1月23日高値からある程度日柄が経ったこともあって上昇トレンド再開のムードが強まっている。引き続き外国人による日本株買いが入っており、2月相場で日経平均が3万7000円を目指す流れは変わっていないようだ。上場全銘柄で算出されるトピックスは昨年来高値を終値ベースで更新している。