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2020/04/02

 2日の市場は日経平均が4日続落。終値は前日比246円安の1万7818円で、3月23日以来となる安値となった。新型肺炎の感染拡大と経済指標の悪化、そして前日の米株安が売り材料に。米国のみならず国内で指数関数的に感染者が増える可能性を相場が意識し始めている。足元の需給の弱さを見越してヘッジファンドからと見られる売りもあるようだ。

 昨日の米国市場は新型肺炎の感染急拡大を受けてダウ平均は大幅続落。一時は1000ドル超の下げ幅を示現するなど2万1000ドル台を割り込んだ。米国の8割の人が何かしらの移動制限を受けていて経済に与えるダメージが懸念されている。市場の不安感や先安感の高まりで恐怖指数(VIX)は依然として高止まりしたままだ。追加策も現状は見えずダウ平均は再び2万ドルを割り込む流れにある。

 さて、東京市場は内外の感染拡大に引きずられるように本日も相場は調整した。感染者数が増える間、また、首都圏封鎖などの措置が取られるまで株価は下押しの動きを続けることになるだろう。封鎖は民間からも求める声が出ており感染拡大を止める今や重要な切り札となりつつある。一方、市場の売買代金は2.5兆円と1カ月ぶりの低水準。買い手が日銀など公的機関しかないのと先行き不透明感から資金の出し手がいないことが原因だ。買い手としても3月安値くらいまで来ないと今は買いたくはないだろう。