2024/01/19
19日の市場は日経平均が4日ぶりに大幅反発。終値は前日比497円高の3万5963円で、取引時間中は3万6000円を超える場面もあった。前日の米国市場で半導体などハイテク株が上昇。加えて1ドル=148円台半ばと円安基調も安定していて、値ガサハイテク株、円安に敏感な指数である日経平均が大きく反応した。直近3日間の下げを1日で埋めてしまい、外国人を中心になお買い需要が旺盛である様子が伝わってくる。来週は3万6000円台定着を狙う週となりそうだ。昨日の米国市場はアップルや半導体株の上げがけん引してダウ平均は4日ぶりに反発した。アップルはAI機能を使いやすくした新型アイフォンを今年中に投入する見通しから大手機関が投資判断を引き上げ大きく上昇。また、台湾の大手半導体メーカーTSMCが示した業績見通しも好感され、インテル、エヌビディアなど半導体関連株も上昇した。ハイテク株中心に主要3指数が揃って上昇し、米国市場は目先の下値を確認した格好となっている。
さて、東京市場は米ハイテク株高、円安となれば日経平均が大きくプラス反応する好地合いにある。本日もすでにPER面で割安感は薄れているが先物主導で大きく上げる展開となった。アジアでは中国、香港株が引き続き弱く安値圏に沈んでいるが、そちらから資金が日本株にシフトしていることは間違いないだろう。気が付けば89年バブル時最高値(3万8957円)も視野に入る24年相場となっている。