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2004/04/09

◆世の魁か、しんがり役は苦しいが一番名誉なしごとであろう。1歩も2歩も世に先駆ける、あるいは負け戦において命懸けで敗軍のしんがりをつとめ主人を無事に逃がすことは、つらく酷いしごとだ。本欄はそこまで思い詰めるものではない。しかし、市場に半歩ほど魁かしんがり役を果たす話題や材料、銘柄、チャート展望を試み、話題を提供したい。もちろん、「好球必打」は当然のこと。直近の話題、注目銘柄なども紹介していく。

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◆きょうのほぼ全面安商状は、イラクでの人質に対し日本政府のとった「政府自らが播いた種の結果であっても引き受けない」無責任体質が露呈、利益確定売りが先行した結果であろう。国は命令するだけ、責任は国民が負うとの安保や国民負担増のあげくに「死」を求める体質は戦前と不変。国内でテロがあった時の愚かな政府の対応を先読みして海外勢は朝から利食い売りを先行させたようだ。もっとも、平均株価は先週末比プラスで終っており、底堅いともいえる。来週は手探りスタートだが、新日鉄など鉄鋼株は今期業績続伸を背景に先行き上値余地大。出遅れ感著しい合同製鐵(5410)や今期1株利益が跳ね上がる冶金工(5480)の押し目は拾いたい。化学セクターも出遅れ株が多い。日本化学(4092)はデジタル家電を支える電子素材関連株。13週線沿いに上昇中。卸・物流も割安修正余地大。加藤産業(9869・A)の予想PERは14倍台だ、強気継続。ジャスダックでは独自戦略の豆腐屋展開が魅力的な篠崎屋(2926)の高値更新に期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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