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2005/01/19

◆みずほFG(8411)が年初来3週連続で週足陰線を引こうとしている。みずほ以外の大手2行も少し形はずれているが3週連続陰線の方向にあり、本欄が市場体温計としている大手銀行株は利益確定売りが先行する展開となっている。つれて、平均株価も心理的な上値抵抗ゾーンと見られている1万1500円を上抜いてどんどん上値を追う展開とはなっていない。といっても、大手銀行株が昨年暮れにかけ株価水準を大きく切り上げたのだから、ここで足踏みするのは当然であり、全般相場が一息つくのも当然であろう。無理して、上値を追う必要はない。米国では1月第3週に入り2004年10〜12月期決算の発表が本格化したが、日本企業も来週から発表が本格化するため、発表を見てからという機関投資家の姿勢が見られる。といっても、ここまで買いの回転を効かせて来た個人投資家や海外投資家の物色意欲は依然旺盛。年末の高値から来週で4週目を迎えるみずほFGなどの押し目は好買い場になる可能性がある。本欄では昨年末に、年末年始で物色対象ががらりと入れ替わる可能性があると申し上げてきた。本来なら、みずほFGなど買いにくいはずだ。といって、弱気心が起きないのは、下げ幅が限定的で、相場の流れが変わってしまったといえないためである。もし今週で3週連続陰線足となっても、陰線幅が小さい場合は売り信号を発信したと言い切れない。逆に、来週陽線となれば、「押し目買い」を発信するチャートに変じるのである。今しばらく大手銀の動き要注目である。

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◆東邦チタン(5727)が反騰に転じてきた。昨年11月高値の昨年来高値2780円から1月14日に2260円まで調整を入れての反発だけに強気で攻めたい。ポイントは今後のチタン業界がかつて経験したことのない飛躍に入ると見られること。住友チタン(5726)とともに業容急拡大を背景に、更なる株価飛躍が期待される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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