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2006/02/24

◆逆転の金メダルおめでとう、荒川静香選手!トリノ冬季オリンピック14日目でようやく日本人選手初のメダル。しかも、金メダル!!大挙して出かけていった大会関係者も小さな安堵感を覚えたはず。ショートプログラム、(日本時間)24日の朝のフリーとも目に見える失敗はなく、ほぼ完璧だった。村主章枝選手は4位と大健闘、昨年後半から調子を落としていた若手の安藤美姫選手は次ぎを目指して、4回転ジャンプを体験。次は主役に育って欲しいもの。

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◆さて、きょうの市場でがんばったのは平均株価だ。値上がり幅、値上がり率とも最下位なのに何故?って、それは、2月相場もあと2日を残すだけだが、きょう2月に入って初めて「続伸」を記録したのだ。<きのうまで「続伸」が一度もなかった>なんて知らなかった。それも、午後2時53分になってようやくプラスに転じたもの。個別銘柄では、4日ぶりに反落した銘柄が多かったが、平均株価は粘り腰を見せた!?■さて、TOPIXだが、8日付け本欄で紹介したように、92年以来、1750ポイント処を抜け切れないでいる。昨年からの上昇相場でも、1月30日にザラバ高値1721ポイントをつけ、終値では2月7日に高値1713ポイントをつけた。が、20日には1589ポイントまで下落。75日移動平均線を割り込んだが、1日限りでプラスカイ離を回復した。また、日足ベースの一目均衡表では「雲」と呼ばれる抵抗帯にもぐりこんだところで下げ止まり、平均株価より1日遅れのきのう23日に「雲」の上限を上抜いてきた。平均株価とともに<上値を25日線が抑え、下値を75日線が下支えしてもみあう展開>となっている。もちろん、月足は陰線。週足は目先線と短期線がデッドクロスしそうな状態だが、予想以上に底堅そうだ。ちなみに、UBS証券のストラテジストは23日付けのレポートで<TOPIXのターゲットを1800ポイントに引き上げた>。その理由は(1)予想以上の増収率、(2)人件費対売上高比率は依然低下基調を継続、(3)中期成長率を0.25%引き上げ1.75%とした・・こと。この見方に対する論評は、チャート、前提条件などをチェックしたうえ週明けにおこないたい。

◆さて、市場体温計のひとつ新日鉄(5401)がまたまた450円台の昨年9月下旬以降の上値関門に挑戦する格好となっている。何度か本欄で紹介したように、460円をつければ、<全般相場が強気>に変わる可能性が大とみてよい。そして、今回は突破する確率が高くなっている。水先案内人の東京製鉄(5423)がここ3日連続で昨年来高値を更新し、神戸鋼(5406)が連日で高値を更新していることがヒント!◎また、三菱UFJFG(8306)も上場来高値に迫っている。市場体温計みずほFG(8411)も100万円乗せを視野に捉えている。■ダヴィンチ・アド(4314・ヘラ)は20日60.1万円安値引けから4連騰で82万円台まで回復。やや売り物が出やすい水準まで自律反発した。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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