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2012/05/25

◆きのう今年初めてスイカを買った。小玉西瓜の赤玉だがかなり大ぶりでずしりと腕に重みが伝わった。2つに割って冷蔵庫で冷やしておいたから、帰ってからゆっくり食べよう。昨年も当欄に書いたが、昭和30年代前半に日本はなお貧しい時代だったが、我が家は母の実家に逃げ帰った格好の貧乏時代。今や、そんなことはすっかり忘れてしまった「認知証」の母だが、当時は、土方仕事で道路工事に出てもっこを担ぎ、1日働いて240円の「ニコヨン」と呼ばれる日給生活を続け、実家に助けてもらいながら4人の子育てをした。私ら子供はといえば、甘いもの欲しさに春夏は古鉄や銅線をあっちに行きこちらに行きして集め、秋にはローソク用のハゼの実をとり、集荷のため山村の部落にやってきたオート三輪のおじさんに売った。そして、そのお金でアイスキャンデーや饅頭を買ってわいわい言いながら皆んなで食べた。果物はもちろん自前で調達。山に行けば柿、山栗、桃、あけび・・があり、コメは買うしかなかったが、麦をはじめ多くの野菜は自分たちの畑で作った。そのなかでスイカを作るのが子供たちの仕事だった。一定の大きさまでは大きくなるのだが、それ以上大きくなってくれないのには困った。結局、もう ふた回りほど大きく、店頭で売っているサイズのスイカを作るには母の助けが必要だった・・。だから、家で飼っている鶏の卵とスイカは不自由しなかった。その名残で今も、夏はスイカがあれば満足だ。しかも、妻はスイカにはほとんど興味を示さず、桃が一番。そして、チャメ(マクワウリ)があればOKだから、冷蔵庫にあるスイカは私が独り占めだ!

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◆さて、欧州は?6月17日のギリシャ再選挙の結果が世界の各種市場でいかなるインパクトを与え、それともショックをもたらす?中国経済は欧州景気後退から減速気味で、中国経済を懸念する声が聞かれ始めた。そして、アメリカは?ギリシャのユーロ離脱を国民が選択した時、市場の混乱はいかなるものか?そして、世界経済、各種市場は?「よく分からない」が答えの間は、手持ちゼロがよい。または、お気に入りの会社の株だけ持つか?◆18日号で「この下げ相場のなかでウォッチングを開始したい内需株がある」と記したのはセブン&アイHD(3382)だ。「GMS(総合スーパー)がおまけになったセブン&アイは目を離せない」と知友アナリスとの指摘がヒント。「イトーヨーカ堂の存在感がさらに希薄化した。結果、会社側のスタンスはもはやイトーヨーカ堂に必要以上に入れ込むことはなさそうだ。そうなれば、売上高が世界第3位となったセブン&アイのポテンシャルは今後注目される可能性が高まろう」と指摘したのがいい。主力であり、成長分野のコンビニエンス(CVS)事業への投資を積極化。CVS事業の好調を背景に業績予想の増額修正が期待される。欧州危機が現実となればいかんともしがたく、当面、買いは見送り。時を待つ・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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