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2004/12/08

◆朝安で始まった相場だが時間を追うごとに上げ幅を拡大する展開となった。市場は7日の米国株安よりも、原油先物安や円高一服をより重要視したようだ。そして、平均株価のチャートは、4月26日の年初来高値1万2195円をトップに、5月17日安値1万489円をボトムとする三角保ち合いが1万1000円処で煮詰まった格好となっており、上下どちらかに放れるXデーが目前に迫っている。傾斜角が強いのは上値が切り下がるラインだが、5月、8月、9月、10月、12月と1万トビ台でしのぎきってきた下値サポートラインへの期待は大きい。週末にSQが控えるが波乱がなければ、来週15日に発表される日銀短観(12月調査)が国内要因では大きな分岐点となる。「業況判断DIがピークアウトしたことを確認する内容となる」(7日付け大和総研レポート)との見方がある。一方、メリルリンチ日本証券で景気に対し強気スタンスをとるストラテジストは7日付けで、「円高、不良債権問題、デフレという難題をようやく解決し始めた日本に、何故弱気になる必要があるのか」と訴える。本欄は景気回復途上の踊り場から狭いレンジ内の動きが続くとみているが、大納会の大団円ははたしていかなる格好?

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◆さて、メリルの7日付けレポートでは「半導体関連株を売って不況に備えよう」とサブタイトルで、「半導体関連株からHDD/プリンター関連企業へのスイッチを再確認する」とし、エプソン(6724)を「買い」、NECエレク(6723)を「売り」としている。本欄はエプソンについての見方を「YES」とする。■東急不(8815)が97年8月以来の400円台乗せを前に押し寄せる売り物をこなし390円処で奮闘中だ。400円台突入、上昇ピッチ加速となれば、大きな投資資金の流入による大相場が期待できる。目下の最注目銘柄だ!◎イビデン(4062)は排ガス関連中核、押し目買い継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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