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2015/08/11

◆日経平均株価は前日比87円94銭安の2万720円75銭と5日ぶりに反落した。朝方は買いが先行し、一時2万946円93銭と7月高値を抜き、6月24日の終値年初来高値にあと100円強と迫る場面があった。しかし、11時前後には中国人民銀行が通貨人民元の切り下げを発表したことを受け、中国経済の弱さを懸念した売りや当面の利益を確定する売りが広がった。後場寄り好き直後には2万600円割れ場面を見た。その後は円が対ドル、ユーロで引けにかけ下げ幅をやや広げる格好となったことから下げ幅を縮小する動きとなったものの、プラス圏回復には90円弱届かなかった。

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◆ショーボンド(1414)が6日ぶりに大幅反落した。前日にかけ5連騰となり6月高値にあと10円と迫り、4月の最高値5590円に迫ったが利益確定に朝方から売りが先行。その後、切り返すも上値を抑えられる格好に。前日取り引き終了後に発表した2015年6月期連結決算は、連結経常利益が前の期比19.5%増の94.8億円と4期ぶりに最高益を更新し。ただ、今16年6月期は前期比1.3%増の96億円と小幅増益予想とした。4期連続増益見通しで連続最高更新見通しだ。配当は前期を6円増額し78円、今期はさらに7円増配し85円とし8期連続の増配となる。市場では、今期営業利益予想が市場の96億円予想に対し前期比1.2%増の92.5億円と慎重見通しとなったことが嫌気されたようだ。同社は橋梁、高速道路、トンネルなどコンクリート補修業のトップ。4月に上場来高値5590円を付けた後、5月に二番天井5530円を付け、その後は5300円台が戻り高値水準となっており、前日にかけ直近で500円強の戻りを見せていたことから当面の利益を確定する売りが広がった。もっとも、週足、月足ベースでの中勢上昇基調にあり、引き続き、長期移動平均線を横目に調整場面を拾う姿勢で臨みたい。

◆東急(9005)は小幅ながら2日連続高値更新。日足は高値での「十字架」となったが、月足単位でじっくり見て攻めていきたいものだ。●岡村製作所(7994)は家具で商品開発力に強味をもつ。そして、利用可能な補助金も示した見積書を顧客に示す。取得できる補助金の目安や申請に掛かる費用などが明記されているおり顧客にはメリット大。今16年3月期売上高は2.7%増の2260億円と小幅ながら6期連続増収、経常益は16%増の120億円と7期ぶり最高更新予想にある。PER16倍台はなお割安感が強い。株価は4日に1200円と07年7月以来の高値を付けた後、調整場面となっているがここからウォッチングを開始しよう。●加えて、コクヨ(7984)もウォッチング開始銘柄とする。なお、東急(9005)も小幅ながら2日連続年初高値を更新した。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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