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2004/09/14

◆きのうM&A(企業の合併・買収)関連で4ケタを回復したプリヴェチューリッヒ企業再生グループ(6720・A)が920円台へと大幅反落した。8月24日安値756円から2週間で4ケタ乗せを果たしたばかりで、しかも、日足が1円陰線のほぼ十字足となったところでの推奨は大失敗だ!。高値圏で十字足が出た時はいったん利益確定売りするのが教科書の鉄則。901円にある75日移動平均線が下支えするかに注目。ただし、中期的には秋以降の市場最注目テーマと考えられるM&A関連最有力株の同社に魅力十分。政府は97年橋本首相当時からM&A時代に向け、商法を改正するなど制度つくりを進めてきた。来春の国会成立に向け進められているのが、「外国企業と日本企業との株式交換」が可能となる商法改正案。06年度にも交換が認められる見通しで、現金による買収という足枷が外れ、時価総額の大きい外国資本による日本企業買収が大幅に増えると見られている。また、日本企業も時価総額重視の経営が増加するはずだ。これまで40年以上PERが最大の投資基準だったが、PBR(株価を1株当り純資産で割ったもの)重視の動きが強まろう。プリヴェは買収企業を再生させても売却せずに連結決算に組み入れ、持ち株会社の企業価値を向上させることで時価総額拡大化を図る。転売しないことで相手先企業へ話が持ち込みやすく、大型買収案件が目白押しという。先行き同社に続く企業再生第2号の上場も予想され、プリヴェの突っ込みは拾っていきたい。もちろん企業魅力ある低PBR銘柄もそうだ。■前日紹介のアジアウォーターフロント開発関連では港湾工事の五洋建(1893)、若築建(1888)の好チャートに注目。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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