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2010/08/23

◆92回となる夏の甲子園で沖縄・興南高校がくやしくも圧倒的といえる強さで優勝し春夏連覇を達成した。先にも記したが、四国・中国ブロック9校はベスト16に1校も残れなかった・・、強い時代を知っている身にはにがいものが残った。興南高校が優勝したその日の夜、平成の大合併でわが山村が仲間入りした愛媛県西条市から、昨夏の甲子園に出場した西条高校のエース秋山拓己が、阪神の投手として(甲子園ではなく、東京ドーム球場で)初先発した。5回まで1点に抑え、6回に逆転され一度は手にしたプロ初白星の権利はフイにし、敗戦投手となったが、奪三振10の堂々としたピッチングで巨人の原監督から激励の言葉をもらった。まず、公式戦1敗の記録でのスタートとなったが、わが母校出身で1999年に19勝を上げセリーグ優勝に貢献、リーグMVPに輝いた元中日のエース野口茂樹投手は、高校時代から肩・ひじの故障との戦いのはてに最後は思うように投げることは出来ず、引退していった。が、甲子園に出たわけでなく、県大会で決勝戦を戦ったこともないが、スライダーの切れがすばらしかった時代には、対巨人戦で与四球は多かったもののノーヒットノーランを達成した。秋山投手が厳しい洗礼を浴びつつもそれを糧とし乗り切り大成していくことを期待して、見守っていく楽しみが増えた。

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◆8月第4週初め、日経平均は前週末比62円安の9116円と続落した。見送り気分が強いなか、輸出関連株や素材・資源セクターの一角が下げ、金融関連株も下落した。前週末20日の海外市場では、欧米株が世界的な景気鈍化懸念からそろって下落。為替市場では、ユーロが対ドルで7月第3週以来の安値となり、対円では7月初め以来の安値に下落。商品先物市場では、NY原油が7月上旬以来の安値に下げ、ドルと逆方向に動くNY金はドル高を受け7月下旬以来の安値に沈んだ。また、菅首相と小川日銀総裁の電話会談では、「為替介入の話は全く出ず」との官房長官の記者会見、具体的な円高対策は先送り。市場が期待した?メッセージは予想通り届かなかった。そして、円は対ドルでわずかに反落したものの、対ユーロでは108円台前半へと3日続伸した。出来高は、前週末比2.7億株減の12.8億株、売買代金は8811億円にとどまり9日以来の9000億円割れとなった。そして、時価総額は279.9兆円にとどまり、7月22日の今年最低記録を更新し今年初めて280兆円を割り込んだ。

◆「閑散に売りなし」とはかつての兜町格言だが、いまは、売買シェアの3分の2を占める海外投資家つまり、海外株式市場動向が兜町をある意味支配しており、世界の景気後退懸念が広がるなか、「閑散でも売り」に変わってしまったのか!?デフレ日本をここまで支えてきた外需への懸念が市場を覆う。足元企業業績の良さをピックアップして上げてきた米国株に、景気後退の足音がすこしずつ高くなっていく?前週に26週線を突破し、13週線も抜いてきた日マクドナルド(2702)やメッセージ(2400)など下値支持線を維持している銘柄を引き続き、ウォッチングする。一方、チャート悪化銘柄から「売り」銘柄候補をウォッチングすべき状況を迎えた感があるが、まだ、一部の「買い」銘柄候補はともかく、「売り」銘柄は特定できないでいる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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