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2004/05/28

◆5月の平均株価は4カ月ぶりに陰線となりそうだ。とはいえ、きょうは、4月26日のざら場年初来高値から5月17日の安値までの下げ幅の半値戻しをぎりぎり達成。米国株高に助けられた面はあるが、きょう発表の4月の鉱工業生産指数が昨年9月以来の高い伸びとなり、サラリーマン世帯の4月の消費支出は市場予想を上回る前年同月比7.2%とこちらも高い伸び。景気回復が順調だったことが買い安心感を誘ったといえる。円は1ドル110円台と円高に進み、国際優良株が人気化。当欄期待の自動車関連株も上昇した。景気敏感株セクターであり市場体温計でもある主力銀行はUFJHDを除き反発に転じた。週明け月曜日はNY市場休場。火曜日からは6月相場スタート。7月参議院選へ駆け足だが、11日の先物・オプションのSQ前後の動きには特に要注意。

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◆主力銀行株で蚊帳の外はUFJHD(8307)。一部で金融庁がUFJの貸し出し先企業の抜本再建も促すと報じられダイエー(8263)などが続落した。注目はダイエーグループの信販・金融業の中核、OMCカード(8258)。復配が視野に入った高収益企業だが、スピンアウトする可能性大との思惑相場展開の可能性あり。■自動車関連では週明け以降も、トヨタ&その軍団やマツダ(7261)、やっと底入れした東海ゴム(5191)など強気継続。■増額含みで割安感が強いソディック(6143・A)の4ケタ回復狙い、好チャートの富士通(6702)追撃買い。◎人気薄もPDP向け画像処理装置の売上好調で業績増額が見込まれるタカノ(7885)は年初来高値更新を期待

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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