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2013/10/24

◆日経平均は前日比60円高の1万4486円と反発した。23日の米国市場では、主要株式指標は企業業績を慎重視する動きから反落し、円は対ドル、ユーロで上昇した。結果、東京市場は売り先行でスタートした。しかし、前日に9月中間期業績予想の増額修正を発表した日立(6501)が朝方から買いが先行し、大商いを伴い上げ幅を拡大する展開となったことから、東京外為市場では円が対ドルで横ばい、対ユーロ出小反落したことにも後押しされ、輸出関連株が人気化した。■前日に当欄で「ゼネコン大手株は、短期線の6、13週線沿い、あるいは、中期線の26週線沿いの上昇基調にある。9月前半の喜びの時は終ったが、ここから、中勢上昇相場加速に期待しつつ注目していこう」と記したが、きょうは幸い、建設セクターに見直し買いが流入するなど、引けにかけ上げ幅を拡大する展開となった。そして、「建設」は業種別値上がり率ランキングでトップとなり、内需関連業種が輸出関連とともに値上がり率ランキング上位となった。前号で記した大成建(1801)などゼネコン大手株群やコンクリ補修のショーボンドHD(1414)、NIPPO(1881)など道路株は、中勢上昇基調が続いている間は、中期線タッチ場面で拾っていこう。●2020東京オリンピックに向け、アスリート達の疲労回復をアシストする総医研HD(2385)(東M)は今月15日、6月の単元株変更後の高値368円を付けた後、200日移動平均線沿いの上昇基調が続いている。引き続き、52週線沿いの上昇基調が続くのか、いったん、75日線までダメ押しを入れた後、200日線を回復し、一段上を狙いにいくのか?なお、ウォッチングを続けたい。

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◆日経新聞は23日付け朝刊から「無尽蔵の資源 水素が主役」と銘打って、明日まで3回連載で紹介している。年初来長期相場を示唆する「52週移動平均線沿いの上昇基調」が続いている岩谷産(8088)は水素ステーションを手掛けるなど水素事業では定評がある。今3月期営業利益は2ケタ増益で、12年3月期の過去最高益に迫る水準との予想。1株利益34円台で株価上昇トレンド入りが鮮明となれば、割高感が乏しいこともあり、1990年代後半からの上値ネックラインである480〜500円とび台クリアにトライし始めた。もう一段上を目指す相場が始まるのどうかは、その後の「物語」となる・・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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