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2006/12/01

◆20年超なじみの床屋2代目が共同馬主となっているドリームパスポートは26日、ジャパンカップであのディープインパクトに続く2着馬となった。結果的にはディープに負けはしたものの、ドリームは国内で圧倒的強さだったディープにふさわしい勝ち方を許さなかった。そして、暮れの有馬記念にも出場できるだけの人気馬となった。未だ、鞍上ひとを得ていないものの、デビュー以来3着以下なしという安定ぶりもまだ幼く、4歳馬となって一段とたくましくなる可能性を秘めているといえよう。

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◆さて、日経平均は5週間ぶりに週末終値がプラスで終った。6週線から52週線まで全週足移動平均線を上抜く700円強の長大陽線となった。新興市場でもマザーズ指数など5週間ぶりにプラスに転じた。一時、本欄指摘の<11月下旬が転機。最悪期>の見方は、途中不安視したものの、結果として、「そうなる可能性が高い」との見方に戻った。1ドル=115円台への円高ドル安(というよりも、「ユーロ高ドル安の結果としてドルが円に対し売られた」)進行で、トヨタ自(7203)やキヤノン(7751)が反落したものの、新日鉄(5401)は1円高の521円と大引けにかけ買い直され、連日の年初来高値を更新し、JFEHD(5411)も上場来高値を更新するなど物色意欲は旺盛だった。決算を終えたヘッジファンドが買い姿勢を強めたとの声も聞かれたが、この日発表された、経済指標が、買い方を勇気つけたようだ。本欄注目の消費者物価指数(CPI)や家計調査、失業率とも市場関係者に安堵感を与えた。

◆新興市場・2部市場、つまり、中・小型株市場はジャスダック平均が5日、2部株指数が7日続伸したものの、マザーズ指数が7日ぶり、ヘラクレス指数は8日ぶりに反落した。なかで、全般相場との絡みでその動向が注目される楽天(4755・ジャス)はテクニカル面で最も重要なポイントに差し掛かっている。11月28日に5.5万円と10月24日の直近高値に顔合わせしたところで一服した。しかし、いつもなら急騰後に急反落するパターンが多い同社株がここ3日間5.3万円前後でもみあって週末を終えた。週足では前週末に6週線が13週線を上抜く短期線ゴールデンクロスが示現、目先強気を示唆している。ここから10月高値及び26週移動平均線の5.51万円突破となれば、目先、52週移動平均線の7.58万円を目指す展開が予想される。それは同時に、来週も新興市場が続伸することでもある。●2部市場では、03年秋の130円台から筆者が「5倍化銘柄として強気し、本欄でも04年後半から買い推奨」してきた新興プランテック(6379・2部)がきょう急騰した。好業績を背景に長期上昇基調を継続してきたが、来週にも大幅高し2月高値以降の年初来ボックス相場を上放れ、4ケタ乗せが達成できそうだ。

◆三菱鉛筆(7976)が一時1750円の年初来高値をつけた。日経MJ選出の06年ヒット商品番付で同社の油性ボールペン「ジェットストリーム」が東前頭4枚目となったことが買いを誘った。7週連続陽線だ。でも、いったん利益確定売りか!●日水(1332)は11月第3週に552円まで突っ込んだが、52週線を割り込んだところで下げ止まった。戻り待ちの売りは控えているが、中期強気は継続すべきとみる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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