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2005/05/09

◆「連休明けからは、年金の新年度資金が株式市場に流入する」との声が聞かれるが、いっている間が花か。最悪期市場での下支えとしては役にたつかもしれないが、上値を積極的に買うことはない。外国人買いが期待しにくくなった分、個人に期待が集まろうが、当面の相場は方向感なしということだ。きょうの平均株価は休日前を下回った水準で推移したがこれは大型株が休日前に急騰した反動だ。値上がり銘柄数は1000を超え2部株指数やTOPIX、ジャスダック、マザーズ市場など中・小型株市場は続伸しているぞ。

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◆値動きは目まぐるしい。本欄推奨の総合医研(2385)は朝の寄り付き直後に84万4000円と大幅高となったが、最後は2000円高止まり。「月曜日の朝高は気をつけろ」の格言もある。あすからは高値波乱を覚悟。■前号紹介開始の日無線(6751)は、昨年12〜2月の月間出来高は1000万株台。筆者がチェックできる1979年以降の月間出来高は03年6月の5418万株が月間ピークだったが、3月は9530万株、4月にいたっては2億3130万株とけた違いの出来高だ。親会社の日清紡(3105)と共同で新型電気二重層キャパシタを開発したと3月に発表したことが材料視されているが、やはり東京や首都圏に保有する含み資産1000億円超が最大の注目ポイントであろう。しかも、同社には有効利用しようという意思はないようだ。本格的な敵対的M&A時代入りを前にあの大商いのなかで株集め的動きがあったといわれても否定しにくいところだ。◎片倉(3001)は94年7月高値1680円を上抜ければ青空天井入りだ。これも含み資産関連の玉溜め的上昇相場を展開中であり、異彩高が続く。6月からは100株単位の売買開始で目先資金も買いやすくなる。強気!◎75日移動平均線を割ったところで下げ止った東海カーボン(5301)は日足一目均衡表の抵抗帯上限沿いにじり高基調にあり、もみあい上放れの構えにある。■ノンバンクでは◎ポケットC(8519)にやっと花。上値追いに弾みがつきそうだ。◎三洋信販(8573)は1000円超下げた後、半値戻しを超えてきた。中長期強気姿勢継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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