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2015/07/31

◆7月末のこの日も猛暑の中、エアコンからの冷気に守られてパソコンの前に座る。途中、止む得ぬ事情で外出したが、用を終えると引き止めるのも構わず急ぎ帰宅。再び、涼しい部屋でキーボードに向かった。四国山村での小学〜高校時代にはエアコンはもちろん、扇風機もなく、川から上ってくる涼しい風に泳ぎ疲れたを休ませつつ眠る心地良い時間があったことを久々に思い出した。駒沢公園から遠くない現在の我が家に住んでから30年近くたったが、近くに遊ぶことが出来る海や川のないことは淋しいものだ。結婚した後、四国には一度も戻っていない。我が山村の今は、わずかなひとしか残っていないという。

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◆さて、日経平均株価は前日比62円41銭(0.3%)高の2万585円24銭と続伸し、TOPIXは12.31(0.75%)高の1659.52と3日続伸となった。好調な決算発表が続くなか買い意欲は衰えず、好業績発表銘柄に買いが向かった。なかで、目立ったのは東電(9501)。前日の40円高に続き、朝方小幅高始動後は買いが広がり上げ幅を拡大。52円(6.2%)高の890円高値引けとなり、11年3月からの現体制化後高値を連日で更新した。29日引け後発表の2016年3月期第1四半期(4-6月期)連結決算で、売上高は前年同期比1.1%減1兆5516億円となったが、営業利益は3.2倍の2282.72億万円、最終損益は2033.33億円の黒字(前年同期は1732.61億円の赤字)となったことが買いを誘ったもの。原油安による燃料費減少、コスト削減効果などが利益を押し上げた。明日も続き4ケタ乗せを目指す相場の端緒となるか?

◆前号でも記したジェイテクト(6473)だが、この日、後場(13:20)に発表した16年3月期第1四半期(4-6月)連結経常利益は前年同期比29.1%増の224億円に伸び、4-9月期(上期)計画の360億円に対する進捗率は62.3%に達し、5年平均の44.6%も上回った。しかし、発表直後に買いが先行した後は、一気に2000円割れとなるなど200円超の乱高下を瞬間的に演じ、その後は前日終値を挟みもみ合いに終始。結局、7円安の2143円と小反落で終了。なお、4-6期連結営業利益は、売上高増効果等により前年同期比34.52億増の199.66億円と伸び、営業利益利益率は前年同期の5.1%→5.8%に改善した。脇役とみられる一本どっこの銘柄とあって、6月25日に付けた2007年2月以来ほぼ8年ぶり高値2480円後は利益確定売りに上値が抑えられる格好が続く。が、ここは、落ち処を捉えてから拾っていきたい。■筆者がこだわり続けるプリマハム(2281)もハム業界ではわき役の位置、この日は428円と1996年7月高値467円以来となる水準428円と切り上げたものの失速し403円と反落。地味系だが、伊藤忠(8001)、中国現地企業と合弁で中国での食肉事業に進出、高付加価値品供給が期待される。そして、初の経常100億円台乗せを期待し調整場面は拾っていきたい。なお、●星野Rリート(3287)は6連騰で中期相場を示唆する24週移動平均線にあと1万円未満に戻ってきた。回復目前の13週線、26週線をクリアするか?ウォッチングしたい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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