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2004/12/01

◆師走の相場初日は平均株価が今年の大発会の終値を割り込んで発進した。いわば1年の儲けも損もチャラになったというか、何も得るものはなかったという格好となった。きのう10月の鉱工業生産指数が市場予想を裏切り低下。米消費者関連指数の低下に、米半導体大手インテルの業績先行き減額見通しが重なり、朝の海外投資家からの注文状況は大幅売り越し。そして、下手に動かないほうが良いとばかりに模様眺め気分の大セール。引き続き景気指標などの発表に一喜一憂する相場は続きそうだ。まずは今週末の米雇用統計の発表が気になるところ。■平均株価の下値ポイントは10月25日安値1万575円、8月16日の1万545円。そして5月安値1万489円。あす75日移動平均線が200日線を下回るデッドクロスが示現する。テクニカル面でもやや本格的な調整相場入りを示唆することとなる。調整して当たり前の世界に入るのだ。逆にいえば、これからは明るい話、いい話題を見つけだし、育てていくことが買いのポイントとなる・・。

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◆三井住友FG(8316)が5週連続、三菱東京FG(8306)がここ3週のうち先週を除く2週、みずほFG(8411)が3週連続で26週線を上抜くと同時に全移動平均線を上抜いて推移していることに注目。このパターンを下に踏み外すようでは、平均株価は下値ポイントを割り込むのは当然と考えてよい。年初来高値からいずれも大きく離れているが、実はそれなりに突っ張っているのである。■また、建設セクターで年初来高値銘柄が相次いでいることも循環物色意欲の高さを表したものといえる。450円処の上値関門をやっと上放れた戸田建(1860)、◎170円カイとくれば、52週線に支えられる状況を脱したとみて強気で攻めたい浚渫の一角・東亜建(1885)◎東急不(8815)は高値にトライ!◎日東精工(5957)は三角保ち合い上放れで妙味出てきたぞ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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