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2010/09/13

◆きょうもスポーツ新聞を買った。また、阪神タイガースの連敗を高卒新人の秋山拓己投手が止めて、3勝目。しかも、4安打無四球、完封、タイムリーヒット付きで甲子園でのデビューを飾った。こうなると週明けの当欄書き出しは彼のことばかりとなってしまう?もっとも、悲しいかな試合をスポーツニュースや新聞でしか見ていないから、語ることは少ない。幸い、今週の土日は甲子園での対巨人戦で関東でもNHK―BSで放送の予定があり、高校時代からの成長ぶりをしっかりと見ることができそうだ!もっとも、彼の母校である愛媛県西条高校は秋季大会の地区大会2回戦負けで来春の選抜大会はなくなった。同じ西条市に属す筆者の母校は地区大会で2つ勝ち県大会に駒をすすめたが・・。

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◆さて、前号では、「今週、3週連続となる<底値圏で、下ヒゲの長い小幅陰線足を引いた>。きょうは上値を追うに必要な、出来高20億株前後、売買代金1.5兆円を超えた。米国景気に対し先行き懸念は強く、日本の経済力にかつてのような自信はなく、当欄の「基本弱気」は変わっていない。大きく跳ねれば、新規売りから入っても良いかもしれない。が、どんなに厳しい環境下でも、それなりのリバウンド相場はある。今が、そのチャンスか?日経平均が先物先導で浮上するとき、日経平均の動きと同調する確率が高い京セラ(6971)や輸出関連株などに注目したいが、為替の円反落もしくは軟調が前提となる」と記した。文章中の間違いは、「きょうは上値を追うに必要な、出来高20億株前後、売買代金1.5兆円を超えた」と記したこと。前週末がSQ算出日だということが抜け落ちての文章であり、実質的には、上値を追うに必要な市場エネルギーではなかった。もっとも、NYダウは8月9日の戻り高値にあと230ドル強(2.2%)に迫っている。また、S&P500種指数は8月9日の戻り高値1127に18ドル強(1.6%)に迫っており、これを突破するとなれば、もう一段上値を試す動きに入る可能性が高まる。となれば、円高さえ収まれば、日経平均は、上値を試す動きが強まるとみてよい。ただ、週足では4月の年初来高値以外に、6月4週の戻り高値1万251円が目標となる。これはきつい。一気にいける水準ではない。日足では、7月の戻り高値9800円水準が当面の目標株価となる。その前に、日足ベースの一目均衡表で「雲」と呼ばれる抵抗帯の上限9671円(16日からは9658円)クリアがポイントとなる。15億株未満での突破は厳しいが、海外株高に後押しされつつ上昇エンジンが暖まれば、チャレンジが可能となる!!?

◆内需株でも、政策が後押しする後発薬関連株は中勢上昇基調を継続している。日本調剤(3341)は52週線にタッチすることなくきょう26週線を回復してきた。まだ、戻り相場の範囲内にあるが、5週間にわたり52週線を挟みもみ合う展開から上放れに向かう格好となってきた調剤薬局首位のアインファマ(9627)とともに、リバウンド相場が期待される。●前号で記した戸田工(4100)はGSユアサ(6674)相場次第で、電気自動車増大、リチウムイオン電池拡大を背景としたリチウムイオン電池の正極材関連かつ貸借倍率1倍割れ銘柄として、52週線からの再浮上を期待したい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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