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2013/02/07

◆なんとも派手な相場だ!この日の1部市場出来高は51億4000万株。東日本大震災発生直後の2011年3月15日に記録した過去最高の57億7715万株に次ぐ、史上第2位の記録だ。前日、為替市場で円が大幅下落したことを受け内外投資資金が流入、46億株の大商いのなかリーマン・ショック後の最高値を付けたことから、利益確定売りが出やすくなっていた。ここで、無理押しするよりも、利益確定売りを選択したことを良しとしたい。日経平均株価は106円安の1万1357円と反落したが、TOPIXはわずか0.36ポイントではあるが969.18と続伸しており、相場の底堅さを示唆したといえる。そのことは、50億株超の出来高が証明している!?もっとも、売買高の6~7割を占めるのは海外投資家であり、米国経済動向、南欧など欧州の債務問題が東京事情よりも大と言えるだけに、ど派手な相場も、一転、奈落なんてことにならないよう願うしかないのだが・・?

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◆当欄は、ど派手な相場には不向きな食品、流通、外食、医薬品、データセンターやネット関連・・など内需系といわれる銘柄をコアとしている。と言っても、エレクトロニクス、精密機器、機械株も好きだ、特に、チャートの形がいい銘柄はどれも好きだ。独自技術で世界展開する企業群も良い・・。基本的には、テクニカル面の良さを考慮した銘柄群を紹介してきた。これからも変わらない。また、後追いでも、自ら納得できれば紹介していくことも変わらない。■さて、数少ないエレクトロニクス関連銘柄のアンリツ(6754)は先に発表した13年3月期第3四半期(10−12月期)連結経常利益が前年同月比18%減となったことから、1月25日高値1207円から1日に一時1070円と急落する場面があったが、この日4連騰で1229円を付け02年4月以来の高値を付けてきた。前期比14%増の155億円とした今期税引き前利益(経常利益に当たる)予想を据え置いたことが主因。「移動通信分野で、スマートフォンやタブレット端末が急速に普及しており、モバイルネットワークのデータ通信量が急速に増加中。通信の大容量高速化への需要が増大化している」ことが同社の追い風となっていることは良く知られている。そして、通信速度の飛躍的な向上が可能となる通信規格LTEの商用サービスの展開をする加速させていることから、さらなる成長が期待されていることが、08年10月安値172円から52週移動平均線沿いに上昇を続ける長期上昇基調を後押ししてきたものだ。高値追いはともかく、買い場を求めてウォッチングを継続。■年間注目株のプリマハム(2281)だが、1月25日に付けた08年10月以来の高値186円から160円台後半へと下げてきた。当欄では、全般相場が特別な状況とならない限り、160円前後が下値メドとしてきた。が、この見方を継続。「窓埋め」があるかは不明だが、同水準から買い増したい。●また、随分以前からの注目株・日マクドナルド(2702)は2400円まで上昇し、05年6月以来の高値となった。これもまた、52週線沿いの上昇基調が崩れる日まで付き合っていこう。●2200円台を拾うとした神戸物産(3038)も2200円台をのぞきにいきそうだ。2110円から2251円の間に開いている「窓」を埋める日はそう遠くない!?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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